歯並びって綺麗になのに越したことはありませんが、
先天的に決まる歯並びもあれば、後天的に決まる歯並びもあります。
今日はその後天的な要因についての記事がありましたので紹介します。
以下記事です。
3・4・5歳向け幼児のうちから始めよう! きれいな歯ならびのための習慣
子どもの歯ならびや噛み合わせが悪いのは遺伝のせいとあきらめていませんか? 子どもの歯に詳しい浅川幸子さんによると、歯ならびの良し悪しは、遺伝よりも環境によるところが大きいのだそう。「幼児のうちから正しい口の使い方をすることで、悪い歯ならびを予防できますよ」
「正しい口の使い方」とは、舌、唇、頬の3つの筋肉をバランスよく働かせること。歯は、舌の筋肉によって内から外に押され、外からは頬と唇の筋肉によって押されています。3つの力が均衡を保つことによってきれいな歯ならびができるのです。口を開けてものを食べたり、柔らかいものばかりを食べていると、3つの筋肉がうまく育たず歯ならびが悪くなります。
中でも重要なのは舌の働き。口を閉じているとき、舌は口蓋(上あご)に触れているのが正常な状態です。このため、舌の筋肉によって口蓋が押し広げられ、正しく歯が生える土台ができるのです。舌の位置を整える方法はとてもシンプル。「鼻呼吸をして口を閉じる習慣を身につけるだけで、自然と舌は正しい位置に収まります」 よい歯ならびは意外に身近な習慣から。そのポイントをチェックしておきましょう!
口で息をすると、常に口が開いている状態になり、舌が正しい位置(口蓋)から離れてしまいます。口蓋が舌に押されないため大きく育たず、受け口や開咬、がちゃがちゃ歯の原因になります。
柔らかいものばかりを食べていると頬やあごの筋肉が育たず、歯ならびが悪くなります。野菜や果物はあえて大きめに切るなど、噛み応えのあるものを食べさせましょう。
唇を閉じて、奥歯でしっかり噛み、飲み込むときは奥歯を噛みしめてゴックンすることで、舌や頬、唇の筋肉をバランスよく鍛え、きれいな歯ならびの土台を作ります。
頬づえをつく、うつぶせ寝、いつも同じ側を下にして寝るなどは、歯やあごに余計な力をかけ、歯ならびを悪くします。猫背や左右にゆがんだ姿勢も歯ならびに影響します。
舌を口蓋に吸い付けタンッと音を鳴らす「タン・タッピング」、口の中で水を上下左右に動かしてブクブクうがい、上を向いてガラガラうがいなどで、舌・頬・唇の筋肉を鍛えることができます。
乳歯がはえそろう3~5歳の時点で、開咬、受け口、交差咬合の場合は、早めに矯正歯科に見てもらいましょう。幼児のうちから矯正をすれば、大人になって直すよりも負担が少なく、短期間で軌道修正できます。