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[子育てQ&A]歯生え替わり時に受診を…大阪歯科大主任教授 有田憲司さん

読売新聞からこんな記事です。

 

子どもの歯は体の成長とともに生え替わります。乳歯と永久歯が混在する時期に気を付けることを、大阪歯科大主任教授の有田憲司さん=写真=に聞きました。

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 乳歯は全部で20本あります。最新の研究によると、生える時期はおおむね生後5か月から3歳頃まで。永久歯は親知らずを除くと28本あり、5歳半から14歳にかけて生えます。個人差が大きく、周りの友達より遅くても過剰に心配する必要はありません。

 歯が初めて生えたり抜けたりしたら、歯科を受診するタイミングです。色や形、生える方向に問題ないかや、エックス線撮影で、まだ隠れている永久歯の発育状況を調べてもらえます。歯医者さんは虫歯を治療するだけの怖いところではなく、「歯と口の健康チェックで定期的に通うところ」と子どもに理解してもらいましょう。

 下側の前歯が抜ける前に、奥から永久歯が生えるケースは珍しくありません。その際、乳歯に触れてぐらぐらしていれば大丈夫。やがて乳歯が抜け、永久歯が徐々に前へ押し出されてきれいに並びます。もし、乳歯の根元がしっかり残っているようなら受診した方が良いです。乳歯が抜けてから半年以上、永久歯が生えない場合も受診をお勧めします。放っておくと、歯並びが悪くなる恐れがあります。

 永久歯はエナメル質が弱い状態で生え、成熟して虫歯になりにくくなるまでに3年ほどかかります。特に奥の歯は、手前に乳歯があって歯ブラシが届きにくいので、小学3年頃までは夕食後に仕上げ磨きをしてあげましょう。ペンのように持ち、力を抜いて毛先を動かすのがコツ。「シャッシャッ」と音がなる程度が目安です。

 

 

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